
引っ越しをしたときに免許証や銀行・クレジットカードなど様々な住所変更の手続きが必要ですが、パスポートに関してはどうすればよいのか迷われている方はいないでしょうか。
パスポートには住所記載が無いから修正するだけで大丈夫
まずパスポートで現住所が記載されているのは所持人記入欄のみです。
これは任意で旅券所持人の氏名や現住所等を任意で記入する欄です。
住所を書いている方もパスポートセンター等で手続きをする必要はありません。
書いてある以前の住所を自分で二重線で消して、周辺の欄内に引越し後の新しい住所を書けば大丈夫です。
修正印は必要ありません。その際、修正液や修正テープは使用してはいけません。書く場所がいっぱいになってきたとしても、新しい住所を間違えても査証欄等の他のページに書かないように気を付けましょう。
ビザ申請時や入国審査時にトラブルになることもあります。そもそもパスポートの所持人記入欄に住所を書くメリットは公的機関の発行の写真付きであるため、本人確認の際に免許証同等に使える、事件等に万が一巻き込まれた際に大使館等が行う身元確認が行いやすくなる、その程度なのです。
入出国審査で所持人記入欄をチェックされたりすることはありません。
したがってパスポートに住所を書かなくても問題ありません。ですので住所をもともとパスポートに書いていない方は引越し後もそのまま未記入でも問題ありません。
本籍の都道府県が変わってしまった場合は手続きが必要
注意したいのは本籍地の都道府県が変わってしまった場合別で、パスポートセンター(各都道府県の申請窓口や在外公館)に行って手続きをしなくてはなりません。
原則的には以前のパスポートを返納し、新しいパスポートを申請する必要がありますが、記載事項変更旅券の発給してもらうこともできます。手続きには変更内容を確認するのために、6か月以内に発行された旅券の記載に変更が生じたことが確認できる戸籍謄本または戸籍抄本が必要です。
他にはパスポートセンターでもらえる一般旅券発給申請書、パスポート用の写真、有効旅券、住民票の写し(必要な人のみ)が必要になります。